スーパーフードという言葉は今や耳慣れた言葉ですが、その始まりは1980年代のアメリカやカナダです。医師や研究家の間で栄養価の高い食品、いわば一般的な食品とサプリメントの中間ぐらいの存在を指すものとして名付けられましたが、最近注目されたものとしては「アサイー」や「ブロッコリースーパースプラウト」などがありました。
そして今回は「モリンガ」というもので、北インド地方を原産とするワサビノキ科の植物です。古くはクレオパトラが使ったとされ、最近でもスーパーモデルが愛用しているということで注目されていますが、そんなモリンガについて書いて行きたいと思います。
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モリンガとは?
モリンガは「ミラクルツリー(奇跡の木)」とも呼ばれる植物です。見た目はごく普通の木なのですが非常に生命力の強い木で、1年で約3メートルも伸びるともいわれています。
そして古くから健康や美容のために珍重されてきましたが、その栄養価は非常に高く、全てが利用されてきました。ビタミンやミネラル、アミノ酸など人に必要な栄養がバランスよく含まれているのが特徴で、地球上の10万種を超える可食植物のなかでも最も高い栄養価を含んでいるとも言われています。
モリンガの効能や摂取の仕方は?
スーパーフードとして注目されるモリンガですが、その効果効能は多岐に渡り、血圧や中性脂肪等健康が気になる方や日々の栄養バランスに注意されている方、心の健康を保ちたい方、ダイエットや美肌等美容に関心のある方、アンチエイジングに興味のある方などが利用されています。
具体的には、クロロフィルによる解毒作用や豊富な栄養素による免疫力のアップ、ギャバによる血圧や中性脂肪の抑制効果、ポリフェノールによる抗酸化作用で活性酸素を除去することでの美肌効果、ギャバやアミノ酸によるリラックス効果といったものに期待が集まっています。
そして次はモリンガの摂取の仕方ですが、スーパーフードとして注目を集めているモリンガは現在、サプリ状のものもあるようですが、粉末のものをいわゆる青汁として摂取されることが多いようです。飲み物に混ぜたり料理の際に使ったりといった風に使い勝手が良いようです。ケーキやクッキー、パンケーキと言ったお菓子作りにも利用されています。また、モリンガを使ったお茶や化粧品なども見受けられます。ただ、このモリンガは妊婦さんには過剰摂取についての注意が必要なようです。
まとめ
今回はスーパーフードである「モリンガ」について書きましたが、このモリンガ、地球に優しい木としても注目されています。栄養価の低い荒地でも育つ他、1日に人の呼吸で排出される二酸化炭素を吸収するのに日本杉なら23本かかるところを、このモリンガは2本で済ませてしまうとのことです。
このようにあらゆる面で極めて優秀なモリンガですが、まだチェックされていないのであればお試しでためしてみるのもありかも知れません。