人と車とのかかわり方というのは随分と変わってきました。一昔前は、車というのは「持つか・持たないか」でした。車を所有すること自体がステータスというか何かの証明のような時代だったとも言えるでしょう。しかし、今ではそれも変わってきています。レンタカーやカーシェア、カーリースなど色々な形態が出来ています。そして、トヨタが新しいサービスを展開しようとしています。そこで今回はトヨタのKINTO(キント)について書いて行きたいと思います。
KINTO(キント)とはどんなサービス?
KINTOとはトヨタ自動車が2018年の11月に発表した新しい車に関するサブスクリプションサービスです。サブスクリプションサービスとは、商品やサービスを一定期間の利用に対して定額で提供を行うサービスとなります。
株式会社KINTOはトヨタファンナンシャルサービスと住友三井オートサービスが出資している会社です。KINTO(キント)の由来は「筋斗雲」、あの孫悟空が空を飛び回る時に使っていた雲です。そんな、「筋斗雲」という自由に移動する手段の代わりとしての車をイメージしたものです。誰もがより気軽にクルマを利用できるようにという想いが込められています。
KINTOを使うメリットは?
クルマを所有する代わりにKINTOでサービスを受けるメリットは次のようなものです。(所有することで発生する手間や費用をパッケージングしたものになっており、費用には車の代金の他に登録諸費用、税金、定期メンテナンス、任意保険などが含まれています。)
・楽々メンテナンス
販売店などからの連絡を受けて、メンテナンスを実施することができるのですが、その度ごとの支払い等は必要なし。
・安心の故障・事故対応
自動車保険も契約に含まれているので、故障や事故の際にも、自分で手間や費用をかける必要なし。
・気軽に乗り換え
ライフステージに合わせて、乗り換えることができる。
KINTOの価格や費用は?
KINTOには2つのプランが用意されています。KINTO ONEという好きな車1台を3年間乗ると言う内容のものと、KINTO SELECTといってレクサス6車種の中から、6ヶ月ごとに好きな車を乗り代えられるというもので、それぞれ月額(税別)46,100円、180,000円からとなっています。
この2つのプランから自分に合ったプランを選択し申し込みをした後、審査が終了するのを待って契約すれば、あとは納車を待つだけです。最長3年の契約期間が終了すると車を返却することになります。
昨今は様々なサブスクリプションサービスが展開されていますが、車離れが叫ばれる中、とうとう自動車業界の雄であるトヨタの参戦ということで今後どのようになっていくのか大いに注目したいところですね。