ウサイン・ボルトと言えば、言わずと知れた陸上界のスーパースターですね。引退したとは言え、ボルトの名前とあのポーズを忘れた人はいないと思います。そんなボルトがプロのサッカー選手を目指して精力的に活動していることはご存知でしょうか。
そこで今回はウサイン・ボルトのプロサッカー選手挑戦について書いていきたいと思います。
ウサイン・ボルトとサッカー
ボルトと言えば、陸上競技100メートルと200メートルの世界記録保持者であることはほとんどの人がご存知かと思われますが、既に32歳。そんな陸上界のスーパースター、ボルトとサッカーの関わりとはどのようなものでしょうか。
ボルトのサッカー好きは昔から有名でした。そして、昨年陸上界を引退してからは、幼いころからの夢でもあったプロサッカー選手としての道を歩み始めました。
引退後は香川真司選手も所属するドイツブンデスリーガの強豪ボルシア・ドルトムントの練習にも参加、その後も南アフリカやノルウェー等のチームの練習に参加しましたが契約には至りませんでした。
そして8月にオーストラリアAリーグのセントラルコースト・マリナーズに練習生として参加することが決定しました。そして今月12日の練習試合では2ゴールを挙げて注目を集めていました。
やはりポジションはあの超快速を生かせるFW(フォワード)のようです。
また、その2ゴールを挙げた動画もみてみましたが、さすがに実力的にはプロ選手としてはやや厳しいかなという印象を受けました。
(プレーをみるとどうやら左利きのようですね。)
ボルトにオファーを出したチームは?
先日、ボルトのもとに欧州のマルタのクラブ、バレッタからのオファーが舞い込んだという報道がありました。バレッタはボルトに2年契約を提示しているそうです。クラブのCEOガースストン・スリメン氏は、ボルトのプロサッカー選手としての成功の可能性について「不可能とは思っていない。」と述べています。
バレッタはマルタでは過去8シーズンで5回の優勝を遂げている強豪チームですが、欧州CL(チャンピオンリーグ)では予選敗退が続いています。そして同チームはボルトを単なる客寄せパンダとして見るのではなく、その可能性に懸けているようです。
しかし、その後の報道によるとバレッタからのオファーを断ったことがボルトの代理人によって明らかになりました。
せっかくのプロ契約のオファーを断ったところを見ると、ボルト自身はもっとレベルが高いリーグでの挑戦を望んでいるのかも知れませんね。
サッカー選手ボルトの課題と展望
以前はボールより早く走ってしまうと言っていたボルトですが、まだまだ実戦のなかでは味方がボルトの走力に期待して出したパスに追いつけなかったりといった場面が見受けられました。
おそらく走り出しのタイミングやサッカー選手としての身のこなし等、当然と言えば当然ですが、他のプロのチームメイトのレベルに追い付けないものがあったのでしょうね。
しかし、その持前のスピードは健在ですし2メートル近い長身はサッカー界ではコーナーキックなどのセットプレーなどで間違いなく武器になるものでしょうから、いつかピッチの上であのボルトポーズが見られると思うとワクワクするものがありますね。
このまま行けばどこかのクラブでプロとしてデビューする可能性がけっこう高そうですので今後も注目していきたいと思います。