JリーグやVリーグはご存知の方は多いと思います。それぞれ、サッカーやバレーボールのプロリーグのことですよね。そんな中、今、注目を集めているリーグがあります。それはMリーグといってMリーグのMは麻雀のMのことです。そこで今回はMリーグについて書いて行きたいと思います。
そもそもMリーグとは?
Mリーグは2018年7月に発足しました。麻雀と言うと、やはり賭博的な要素と切っても切れないイメージがあったり、オープンに楽しむというイメージではなかったかもしれません。そこで、麻雀のプロスポーツ化を目指していこうということで始まったのがMリーグです。麻雀自体はもちろん、個人で闘うものですが、Mリーグのリーグ戦は所属するプロによるチーム対抗の形をとっています。公式ホームページでは、「いま、最高の個人競技が、最高の団体競技になる。」というキャッチコピーがつけられています。
そしてリーグを主催するのは一般社団法人Mリーグ機構というところで、初代のチェアマンにはサイバーエージェントの藤田晋社長が、最高顧問には川淵三郎さんが就任されました。リーグ戦には、スポンサーがついていて、レギュラーシーズンは「大和証券Mリーグ」、ファイナルシーズンは「Mリーグ朝日新聞ファイナルシリーズ」という名前で行われています。
Mリーグに所属するチームは?
2019年シーズン現在、Mリーグには8つのチームが所属しています。それぞれのチームの母体企業には日本を代表するような有名企業が名前を連ねています。博報堂DYメディアパートナーズ、テレビ朝日、サイバーエージェント、コナミアミューズメント、U-NEXT、セガサミーホールディングス、電通、KADOKAWAといったところです。
Mリーグの選手は?
Mリーグで各チームに所属する選手は、プロ野球のようにドラフト会議を経て決定されます。それぞれの選手は、元々麻雀に関して存在した、日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会、日本プロ麻雀協会、麻将連合、RMUの5つの団体に所属していたプロで、対局の際にはチームごとのユニフォームの着用が義務付けられています。そして選手の最低年棒は400万円が保証されていて、当然ですが賭博行為への関与は禁止されています。その中でも異色の選手としてはモデル兼プロ雀士として岡田紗佳さん(KADOKAWAサクラナイツ所属)が挙げられ、何と2018年までファッション誌non-no(ノンノ)の専属モデルという肩書きも持っていました。
今回はMリーグについて書きましたが、対局の様子はAbemaTVで動画配信されますし、それに優勝すると5000万円、準優勝で2000万円、3位1000万円という賞金も用意されていますから、まさに他のスポーツと同じプロのリーグ戦といった感じですね。