大都会東京の新宿で普段はひっそりとたたずむ花園神社ですが、酉の市(とりのいち)になるとタイムスリップしたかのような異空間が出現し、ふだんとは違った喧噪を見せます。
そこで今回は新宿花園神社の酉の市について書いていきたいと思います。
花園神社の概要
まずは花園神社の概要ですが、花園神社は靖国通りと明治通りに挟まれた新宿5丁目の交差点近くにあります。そして下の地図のとおり最寄は丸の内線の新宿3丁目駅ですが、ビッグターミナルのJR新宿駅からも十分に徒歩圏です。
そして花園神社は徳川家康が江戸へ入府したころには存在したとされ、元々は花園稲荷神社と呼ばれていたとおりお稲荷さんを祀った神社ですが、日本武尊が戦勝祈願を行ったと言われる大鳥神社を合祀し、花園神社となりました。
そして商売繁盛や勝負事に対する御利益が有名ですが、他に芸能の神様としても知られ数々の有名芸能人も参拝しています。
花園神社の酉の市とは?
普段は静かなパワースポットとして存在する花園神社ですが、その様子が一変する時があります。それは11月の酉の日に行われる酉の市の時です。
なぜ11月の酉の日にお祭りがあるかと言うと、元々大鳥神社に由来する日本武尊の命日に由来するといわれています。市の日には商売繁盛を祈願する熊手等が売られ、多くの露天が軒を並べます。
毎年60万人が訪れるという酉の市ですが、今年2019年は「一の酉」が11月7日に前夜祭と11月8日に本祭りが、「二の酉」がそれぞれ11月19,20日に行われます。市の時には境内だけでなく靖国通り沿いにも多くの露天が立ち並び賑わいを見せています。
また、時間は特に決まっていませんが、だいたい夕方頃から午前2時くらいまでではないかという情報がありました。
酉の市の面白さ
酉の市と言えばやはり熊手ですが、小さなものから大きなものまでいろいろなものが揃っています。また、商売繁盛を祈願するものなので、年々大きなものにしていくのが良く、少なくとも前より小さいものは敬遠されるようです。
そして酉の市の一番の特色はかつては日本各地のお祭りなどで見られましたが、今ではほとんど見れなくなったものが見られることです。それは見世物小屋です。入場料を払って昭和レトロな雰囲気の見世物小屋に入ると、そこでは今ではほとんどみられなくなったような芸が繰り広げられます。ハラハラドキドキするものから不思議なものまで、レトロ気分を味わいながら見ることができます。
まとめ
今回は大都会新宿の真ん中のパワースポット花園神社と酉の市について書きましたが、商売をされている方ばかりではなく他にも恋愛成就にまつわる伝説等もあります。ですのでそんな花園神社でいろいろなパワーをもらってみるのも良いかも知れません。