不動産投資と他の投資との違いの一つは、物件を見てから意思決定をすることだと思います。中にはマイソクなどの物件紹介の資料だけを見て購入してしまう方も居るかも知れませんが、基本的には自分の目で実際に物件を見学してから購入するのが不動産投資で成功する確率は高くなります。
そこで今回は不動産投資で物件を見学する時に気をつけておきたいことについて書いていきたいと思います。
物件見学をする時のポイントは?
株式投資をするにしても会社を訪ねて行ったり、ゴールドの現物を見てから金を買うといった人は少ないと思います。では、不動産投資で物件を見に行く時に注意しなければいけない点はどういうところでしょうか。
まず、案内する人にうまく誘導されないようにしましょう。知らない現場ですので当然、担当の方に現地を案内してもらうということになると思います。
例えばマンションだと向こうが用意した見せる用の部屋を見せられて、さらっと外周を一周りしてと言ったところでしょうか。
新たにハイツなどを建てる場合もそうです。おそらく、工事中や新しい物件を案内してもらうことになると思いますが、そうではなくて、勝手に一人で歩き回ってみるのがポイントです。
表から裏、場合によっては屋上やバックヤード的なものまでどんどん歩き周るのが良いでしょう。なぜならそこには、買う買わないの意思決定の材料の他に、値段交渉の手がかりがあるかも知れません。
新築物件の現場の場合は案内される現場以外にも、近くに同じメーカーの建物があるか調べて、勝手に見に行ってみるのもポイントです。
担当の方に築20年の物件を紹介してください、と言ってみましょう。そうすれば20年後のあなたの物件の姿が見えるかも知れません。
そして、案内された後にも勝手に一人で何度も行ってみましょう。昼も夜も朝も行ってみましょう。
なぜなら物件には昼には昼の夜には夜の顔があります。夜になると思わぬ騒音があったり、妙に人通りが少なくて女の人の一人暮らしには不向きだったりとかいろんな側面が見えてくるかも知れません。
また、現場を見る時の心構えですが、投資して持ち続けるという前提で見るのが良いでしょう。その物件を自分が持ち続けるにはどんなことをしなければいけないか、といった想像力を目いっぱい働かせることが重要です。
管理体制やメンテナンス等所有してから「こんなはずじゃなかった」ではすみません。
手にしてすぐに大きな修繕をしなければいけないとか洒落にもなりませんので、場合によっては知り合いに建築関係の業者さんなどがいれば後日、一緒に見に行って意見を聞いてみるとさらに良いでしょう。
まとめ
今回は不動産投資で物件を見学する時のポイントについて書きましたが、とにかく冷静な目で見てその物件の10年後20年後を想像しながら見ることが重要ですし、不動産投資で成功する確率を上げるためにはこういった地道な努力が必要となるのではないでしょうか。