本日(11日)の東京市場で日経平均株価が前日比-915円18銭で取引を終えました。前日の米NY市場の急落を受けての大暴落となりましたが、今回はこのことについて書いていきたいと思います。
日経平均株価が900円以上の大暴落
繰り返しになりますが、11日の東京市場、日経平均株価は前日より915円18銭安の大暴落となり22590円86銭で取引を終えました。
今月初め(10/2)には取引時間中の高値で24448円をつけてバブル崩壊後の高値を更新して今後の株高が大いに期待されていたばかりでしたので、その後の急落と特に今日の大暴落は今後の東京市場に冷や水を浴びせたと言っても過言ではないでしょう。
ちなみにおよそ1ヶ月前の日経平均株価がちょうど今日の終値と同じ22600円前後でしたので、約3週間ほどで2000円弱上げて、その後およそ1週間ほどで約2000円ほど下げるというまさにジェットコースターのような相場になっています。
日経平均株価が大暴落した原因は?
今日の日経平均株価が大暴落した原因は当然ながら前日のアメリカNY市場でダウ平均が800ドル以上の急落をしたことに起因します。
そしてNY市場の急落の原因は
・長期金利の上昇
・米中の貿易摩擦
の2点が挙げられています。
ここまで米国経済は好調な企業業績などをベースにダウ平均も上昇を続けていましたが、FRBの利上げによる引き締めや以前から懸念材料として挙がっていながら収束がみえていない米中の貿易摩擦などへの警戒感がここへ来て一気に顕在化したと言えるでしょう。
そしてその影響は当然ながら日本に留まらず、アジアや欧州市場にも飛び火していてまさに世界同時株安の様相を呈しています。
まとめ
今回は今日の日経平均株価の大暴落について書きましたが、当然ながら今後しばらくは予断を許さない状況が続きそうです。
相場ではアメリカがくしゃみをすると日本が風邪を引くなどと揶揄されたりしますが、今後の相場動向のカギを握るのもやはりアメリカの相場でしょう。万が一アメリカのダウ平均がこのまま下げ止まらないようであれば、日本のさらなる暴落も避けられません。
ただし、現時点では極度に悲観的になる必要はなく、NYダウは長期のトレンドではまだ上昇トレンドを維持している位置に居ますので今後の展開にはより一層の注視が必要でしょう。