最近では演歌歌手の大御所である北島三郎さんがオーナーのキタサンブラック(すでに現役を引退)が活躍し、競馬ファンならずともその名前を知っているスターホースが登場するなど、かつてのオグリキャップやディープインパクトの時のようにまた人気が再燃してきた感がある競馬界ですが、今回は馬主の中でもすこし特殊な制度である「一口馬主」について書きたいと思います。
一口馬主とは?
基本的に馬主と言えば馬主資格を持った法人や個人が単独で馬の所有権を持っているのが普通で、世間一般で馬主と呼ばれるのは単独での所有者のことを指します。
※北島三郎さんや元プロ野球選手の佐々木主浩さんのように有名人の方が馬主をやっていることも珍しくありません。
しかし、JRAの馬主資格の要件(特に資産や収入)は非常に厳しく、一般の人にとってはハードルが高すぎるため、馬主資格を持っていない一般人でも競争馬の所有権の一部を保有することにより馬主を体験できるのが一口馬主という制度になります。
この一口馬主というシステムは一般的に高額であるサラブレッド(競走馬)を多数の出資者によって共同所有するというイメージです。
これは共同所有の大元であるクラブと呼ばれる組織によって違いますが、それぞれの競走馬に募集口数が決められていて、そこから選んで出資すると晴れて一口馬主になることができます。
また、その口数はクラブによって1頭40口から500口などさまざまで、例えば5000万円のサラブレッドを500口で募集したとすれば1口あたりの出資額は10万円となります。
一口馬主にかかる費用は?
そして、一口馬主としてかかる費用は一般的に
・クラブ入会金(初回のみ)
・月額会費(毎月)
・出資金(口数に応じて1回)
・馬維持費用(毎月)
・保険料(年1回)
などが挙げられますので、最初だけではなく毎月継続してかかるコストもあります。
また、かかる費用も当然ながら出資者の口数によって按分してかかってきますが、所有馬がレースに出走して獲得した賞金等もまた口数によって按分(山分け)されます。
まとめ
このように、通常の馬主と比較してそれほど大きな出費をせずに馬主体験ができるのが一口馬主ですので、興味があれば一口馬主を運営しているクラブへ資料請求をしてみるなどして、もし気になるサラブレッドをみつけることができたら出資してみれば、競馬を馬券を購入するだけではなくこれまでと違った視点でも楽しむことができるかも知れませんね。
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