オリンピックイヤーに入って、いよいよ盛り上がりを見せている東京ですが、そんな東京で今、話題になっているのが、新駅の開業です。高輪ゲートウェイ駅がそれです。東京オリンピック・パラリンピックは勿論、リニアの開業や今後の街づくりにも大きな役割を果たしていくことになる高輪ゲートウェイ駅について書いていきたいと思います。
高輪ゲートウェイ駅の開業はいつ?
高輪ゲートウェイ駅は、JR東日本の駅で東京都港区にあります。JR山手線の田町と品川駅の間に位置します。開業すれば京浜東北線および山手線の停車駅になります。東京オリンピック・パラリンピックに合わせて2020年3月14日暫定的に開業することが決まりました。周辺区域の再開発も含めた本格開業は2024年度の予定です。ちなみに山手線で新駅が開業するのは、1971年の西日暮里駅以来となるようですから、ずいぶん久しぶりになりますね。
高輪ゲートウェイ駅の駅名はどこから来ている?
高輪ゲートウェイ駅という駅名ですが、公募を経て決定されたものです。一般からの応募の第1位は「高輪」で、2位は「芝浦」でした。いずれも近隣の地名ではありますね。そして高輪ゲートウェイというのは130位でしたが、それが採用された理由として、「将来的な国際交流拠点に相応しい名前」といった思惑もあったようです。やはり駅名に英単語が入っているほうが当然ながら圧倒的に国際的な雰囲気にはなりますね。
高輪ゲートウェイ駅ができて何が変わる?
高輪ゲートウェイ駅は、単に駅を1つ増やして交通の利便性を高めるだけのものではありません。元々新駅の建設が予定されているこのあたりは、車両基地として使用されていた土地で、旧国鉄の分割民営化や汐留貨物駅の移転等によって生じた余った土地の有効活用が目的でした。そのため、車庫の見直しや線路の移転等によってまとまった土地を確保し、付近一帯の再開発をしようとするのがスタートでした。ですから、今回の高輪ゲートウェイ駅の開業後も、2024年の街びらきに向けた本格的な工事が続くことになります。今はまだ駅周辺の賑わい等大きな変化はないかもしれませんが、今後、「グローバルゲートウェイ品川」として大きな発展を見せる街の玄関口になるのが、この高輪ゲートウェイ駅です。
今回は今年注目の高輪ゲートウェイ駅について書きましたが、駅ができるとそこには人が集まり、賑わいが生まれ、生活が変わっていきます。東京オリンピック・パラリンピックの時もそうですが、これから先、5年、10年後の街はどうなっているんでしょうね。