昨今、秋のイベントとして定着してきた感があるハロウィンですが、イベントに参加したり見たりしたことのある人は多いかも知れませんが、実際のところハロウィンとはどういうものなのか知っている人は少ないのではないでしょうか。
そこで今回はハロウィンについて書いていこうと思います。
ハロウィンの起源
ハロウィンは古代ケルト人のサウィン祭が起源だと考えられています。元々の意味合いとしては秋の収穫祭や悪魔祓いの儀式というような宗教的なものでした。
ですが、現代においてのハロウィンは特にアメリカでの行事として定着し宗教的な意味合いはほぼ無くなっているという状況です。
ハロウィンの概要
では、ハロウィンでは主に何をするのでしょうか。
まず、子供達が仮装して近くの民家を訪れて「トリック・オア・トリート」と言ってお菓子などをもらったり、カボチャの中身をくり抜いたジャック・オー・ランタンを飾ったりするのは有名ですね。
その他、仮装パレードや仮装ダンスなど多くのイベントが開かれたりしていて、ホームパーティーなども盛んに行われているようです。世界的なものではありますが、主にハロウィンの文化が浸透しているのはやはりアメリカです。
ではなぜハロウィンで仮装するのでしょうか。
ハロウィンの起源であるサウィン祭の日では、死者が現実の世界に来ると考えられていました。さらに、死者が来ると同時に魔女や魔物も生きた人間の魂を奪いにやって来ると当時は信じられていて、魂を奪われないように魔女や魔物の仮装をすることで人間ではないフリをしたと言われています。
とはいえ、本来の仮装する意味は無くなって、今では魔女や魔物の仮装というよりはコスプレになっています。
また、「トリック・オア・トリート」には「お菓子をくれないなら悪戯しちゃうぞ」という意味合いがあるのはご存知でしょうか。1900年代初頭にある子供が言って始まったそうですが、真偽のほどは定かではありません。
ハロウィンの問題点とまとめ
ハロウィンのイベントなどではゴミが多く捨てられます。そのため、イベントの後はゴミだらけになってしまい、片付けが非常に大変という事態も発生しています。
これは何事にも言えることですがハロウィンでも節度を守って楽しみたいところですね。
今回はハロウィンについて書きましたが、特に日本では宗教的な意味合いはほとんどなく、コスプレをしての仮装パレードやイベントを中心として近年盛り上がって来ていますね。
まさに日本版ハロウィンとなっているわけですが、今後さらに市場が拡大するのか逆に一部の人だけが盛り上がっているという意見も少なくないのでハロウィン熱が収束していくのかはわかりませんが、今後も注目してみていきたいと思います。