副業にも色々ありますが、意外なものもあります。苔(コケ)の販売ビジネスなどもその1つです。苔というと古い庭園や自然環境の中で自然と生えているものという印象があって、それがビジネスになるというのは不思議な気がしますが、今、注目を集めているものの1つでもあります。そこで今回は苔販売について書いていきたいと思います。
苔の入手方法や育て方など
ふつうの人であれば苔を販売すると言ってもピンとこないかと思います。では、実際に苔はどんなところで必要とされるか見ていきます。まず、苔が大量に必要とされるのは、庭園です。寺社仏閣等をはじめとする日本庭園では、地面を苔で覆わなければいけないことがあります。そんな時には大量の苔が必要となってきます。また、古くから親しまれている盆栽や、最近、人気が出ている苔玉や苔ボトル等のインテリアにも必要とされます。
では、苔はどうやって用意するのかについて見ていきます。まず、苔の入手方法ですが、自然に生えている苔を採取してくる場合と、購入する場合があります。生えているものを採取してくる場合は、勝手に採ってはいけない場所もありますし、生態系への注意が必要なのは言うまでもありません。そして、こうして手に入れた苔を土に撒いたり、株分けしたりして増やしていくことになります。苔の生育に必要なのは、適度な水と日光だけですから、慣れれば比較的簡単に増やせます。苔が好む環境さえ把握しておけば大丈夫と言えます。
苔の販売方法は?
次に、増やした苔はどのような方に買ってもらうことになるかについて書いていきます。どのような場合、苔が必要とされるかについては見てきましたが、最終的には、これらに携わる造園業者や園芸関係、そして趣味で楽しむ個人が苔を購入されることになります。個人に販売する場合は、メルカリなどでも販売が可能ですし、もちろん簡単なネットショップなどを作ってこじんまりと販売することも可能でしょう。また、苔単体でなく、苔を使ったインテリアを制作して付加価値を付けて販売するのも1つの手段です。
今回は苔販売ビジネスについて書きましたが、こうして見てみると確かに需要はあります。苔好きの女子のことを苔ガールといったり、苔の名所を巡るツアーなどもあるようですね。あとは、いい苔を用意して、そして必要とする人のところに、届けるだけですね。副業としてはもちろんですが、規模を広げて大々的に苔販売を手がける方もいるようですので、興味があったらまずは副業から始めてみても良いかも知れません。